活動報告
第27回技術懇話会を、平成25年7月31日(水)に大学会館にて開催しました。話題提供の部での、ナノ及びサブナノレベルにおける様々な研究紹介とこれら技術の応用に関する話は、ものづくり企業の方々にも大いに参考になったのではないかと思います。なお、当日は77名と多くの方々に参加していただき、活発な意見交換ができたことに深謝致します。
話題提供.1「6nmの精度を持つ超低価格・超小型かつ高速な三次元計測装置の開発」
梅崎 太造 教授
(キーワード:デジタルホログラフィ、三次元形状計測、精密計測、画像情報処理)
話題提供.2「ナノの世界をもっと知りたい - 形・組成・原子の配列・電気特性・機械特性は?」
種村 眞幸 教授
(キーワード:精密表面分析、ナノ材料、物性制御、大型設備基盤センター)
話題提供.3「接着剤が要らない擦り合わせ接合を目指した材料加工技術」
江龍 修 教授
(キーワード:金属、セラミックス、化学機械研磨))
話題提供.4「分子で作る積木-有機エレクトロニクス材料を目指して-」
樋口 真弘 教授
(キーワード:ナノアレー、電子メディエータ、ナノワイヤー、ナノボンディング)
名古屋工業大学研究協力会は、6月7日、学内講堂会議室にて第14回総会および特別講演会を行いました。
【総会】
石丸典生研究協力会会長の開会の言葉、経済産業省中部経済産業局 大橋地域経済部長並びに髙橋実学長よりご挨拶を頂き、研究協力会の活動に係る各議題を審議したところ、事業計画、予算等承認事項については全て承認いただくと共に、報告事項についても、特に質問もなく終了となりました。なお、本年6月より、当研究協力会は石丸典生前会長の後を受け、水谷尚美(みずたにたかよし)新会長が就任。
基本的には石丸前会長の進めてこられた大学と企業のコミュニケーションの重要性をベースに、「研究成果の社会への還元」こそが、わが研究協力会の設立の原点であり、存在意義もそこにある。即ち、研究協力会は名工大がその成果を社会に還元するための応援団の様なものである。これからも大学と会員企業の双方向の交流を大切にした、より進化した産学連携を模索する企画・運営に努めていきたい(水谷会長談)。
【特別講演会】
テラ モーターズ株式会社代表取締役の徳重 徹氏を講師として、以下のとおり特別講演会を開催しました。参加者は140余名で、一般参加、学内教員・学生等の参加も多く盛況の内に終了。
講 演:「次世代電動バイクの開発~EVでスーパーベンチャー~」
講 師: テラ モーターズ株式会社 代表取締役社長 徳重 徹 氏
司 会:産学官連携センター 教授 浜田 恵美子
テラ モーターズは、設立して間もないベンチャー企業であり、現在フィリピンでEVの二輪と三輪タクシーの国家的プロジェクトを行っており、徳重社長のシリコンバレーでの経験を生かしての次世代電動バイク開発事業の今まさに取り組んでいるベンチャー精神溢れるお話は、ご参加者からも共感を呼んだ講演会となりました。
【懇親会】
特別講演会終了後、講堂会議室にて懇親会を開催致しました。会員、役員、教職員の親睦が十分深められた有意義な懇親会となりました。
第26回技術懇話会(1日で理解するスマートグリッド~発電・送電・蓄電の現況と未来~)開催報告
第26回技術懇話会を、平成25年4月23日(火)に19号館1階会議室および大学会館にて開催しました。話題提供の部では、川崎晋司教授にセッションコーディネータをお務めいただき、5人の先生方に新しいエネルギー利用社会の構築に向けて必要となる発電、送電、蓄電の要素技術について開発動向、課題およびそれぞれの先生方の取り組みをご説明いただきました。とてもわかりやすいお話で参加者の皆様に好評でした。個別懇談会を終えた先生方からは参加者の皆様はエネルギー問題への関心が高く有意義な議論ができたと聞きました。参加者は73名と多くの方にご参加いただきました。
話題提供.1「最近の電力事情と次世代電力システムについて」
鵜飼 裕之 教授
(キーワード:エネルギー基本計画、電力自由化、スマートグリッド、デマンドレスポンス)
話題提供.2「新規ナノ材料の創成と次世代太陽電池への応用」
岸 直希 助教
(キーワード:太陽電池、透明導電膜、ナノ材料、有機半導体材料)
話題提供.3「大型水平軸風車開発のための要素技術」
長谷川 豊 教授
(キーワード:風力発電、大気乱流、翼振動、運転制御)
話題提供.4「燃料電池と酸化物プロトン伝導体」
栗田 典明 准教授
(キーワード:燃料電池、プロトン伝導体、水素、センサー)
話題提供.5「計算科学によるリチウムイオン導電性セラミックスの探索」
中山 将伸 准教授
(キーワード:リチウムイオン電池、イオン導電性セラミックス、第一原理計算)
第25回技術懇話会(次世代モビリティへの情報通信技術応用)開催報告
第25回の技術懇話会を、平成24年12月20日(木)に交流会と合わせて講堂会議室にて開催。「次世代モビリティ」を主テーマにした懇話会は、今回でひとつの区切りといたしました。3回シリーズの掉尾を飾る会合にふさわしく、電気エネルギー変換の出口に位置付けられる、システム・情報・通信技術のモビリティに焦点をあてた有意義な技術懇話会となりました。参加者は42名でした。
話題提供の部での各講師の題目およびキーワードは以下のとおりです。
話題提供.1「次世代モビリティと情報通信技術」
岩崎 誠 教授
(キーワード:次世代モビリティ総括,電気エネルギー変換,情報通信技術)
話題提供.2「聴覚情報処理モデルによる音源認識定位装置のモビリティ応用」
岩田 彰 教授
(キーワード:聴覚情報処理モデル,音源認識,音源定位,FPGA)
話題提供.3「予防安全・運転支援のための電波センシング技術」
榊原 久二男 教授
(キーワード:ミリ波レーダ,指向性走査,アンテナ,ミリ波イメージング)
話題提供.4「磁界結合共振型無線電力伝送における高効率化のためのコイル形状」
菊間 信良 教授
(キーワード:中距離無線電力伝送,磁界結合共振,小型・薄型コイル,コイルアレー)
イノベーション・ジャパン2012開かる(9月27日・28日)
平野文部科学大臣(当時)、石野洋二郎教授のブースへ来訪!
わが国の産学官連携を強力に推進するための国内最大規模の産学マッチングの場である「イノベーション・ジャパン2012」が東京国際フォーラムで開かれました。
大学等から創出された研究成果の社会還元を促進し、技術移転および産学連携への端緒となることを目的として、名工大からは石野教授を含む5名の先生方の研究が採択され、各シーズの展示とプレゼンテーションがなされました。
中でも、石野教授の新型・非偏心回転式容積型エンジン「イシノ・エンジン」の展示ブースには平野文部科学大臣(当時)が来訪し、石野教授より説明を受けられました。
【髙橋実学長同席のもと、平野大臣から質問を受ける石野教授】
平成24年7月24日、学内講堂会議室にて、第24回技術懇話会「ライフイノベーション・ファクトリの実現に向けて」を開催いたしました。
4人の先生方の話題提供の後では、役員と会員の皆様、さらには参加者同志での会話が弾みました。ご出席者は49名。
話題提供は、佐野明人教授のセッションコーデーィネーターとしての解説により始まり、本学が明るく活力のある健康社会の構築に向けて、QOLを高めていく研究開発体制を整える中で、ライフイノベーションファクトリとは工房のイメージであり、高齢者、障がい者、学生、研究者が集う工科系大学のイメージを超えた場であるとの指摘があると共に、各発表内容につながりを持った「仕掛け」により、技術をベースに人と人とのコミュニティが強まったことを実感することができた技術懇話会として開催できました。
話題提供の部での各講師の題目およびキーワードは以下のとおりです。
話題提供1.体験者急増! 動力のいらない受動歩行で拓く軽やかな歩行支援
佐野 明人 教授
(キーワード:歩行支援、安心・安全、無動力・簡単機構)
話題提供2.コミュニティを育む工房-公共施設づくりワークショップ
三矢 勝司 特任助教
(キーワード:公共空間計画、参加のデザイン、対話と協働、自己組織化)
話題提供3.快適安心まちづくり!多世代がつながる環境デザイン
伊藤 孝紀 准教授
(キーワード:ユニバーサルデザイン、緑化計画、コミュニティ創造、デザイン戦略)
話題提供4.リハビリテーション支援機器のデザインを考える:脳科学の視点から
田中悟志テニュア・トラック准教授
(キーワード:脳機能イメージング、脳刺激、リハビリテーション、脳卒中、神経疾患、認知・運動障害)
名古屋工業大学研究協力会は、6月8日、学内講堂会議室にて第13回総会を、また、講堂ホールにて特別講演会を行いました。
【総会】
在籍会員数(特別会員数除く)213の過半数を超え(出席49、委任状107、合計156)、総会は有効に成立致しました。石丸典生研究協力会会長および髙橋実学長よりご挨拶を頂き、研究協力会の活動に係る各議題を審議したところ、事業計画、予算等承認事項については全て承認いただくと共に、報告事項についても、特に質問もなく終了となりました。
【特別講演会】
ブラザー工業株式会社N&C事業推進部 部長であり、株式会社エクシング 取締役の 安友雄一氏を講師として、以下のとおり特別講演会を開催しました。参加者は187名で、そのうち会員81名、そして、一般参加、学内教員・学生等の参加も多く大盛況となりました。新規事業に取り組んだ実践的な内容だけに、ご参加者の共感を呼んだ講演会となりました。
講 演:「企業における研究とその事業化 ~タケルとJOYSOUND秘話~」
講 師: ブラザー工業株式会社 N&C事業推進部 部長
株式会社エクシング 取締役 安友雄一 氏
司 会:産学官連携センター 教授 浜田 恵美子
【懇親会】
特別講演会終了後、講堂会議室にて懇親会を開催致しました。安友講師もご臨席頂き、会員、役員、教職員の親睦が十分深められた有意義な懇親会となりました。
平成24年3月27日、学内19号館一階会議室にて、
第22回技術懇話会「太陽電池と二次電池 ~材料からの挑戦~」を開催いたしました。
参加者は59名と、多くの方にご参加いただきました。
話題提供の部では、興味深いテーマで聞き足りなかったというご意見をいただき、
また技術懇談の部では、マンツーマンで直接教員から詳しく話ができて良かったという
お声をいただきました。ご参加いただいた皆様に御礼申し上げます。
話題提供の部での各講師の題目およびキーワードは以下のとおりです。
話題提供1.次世代太陽電池とその部材の開発 曽我 哲夫 教授
(キーワード:有機薄膜太陽電池、色素増感太陽電池、カーボン、透明導電膜)
話題提供2.有機薄膜太陽電池による水素エネルギー変換 青木 純 准教授
(キーワード:有機薄膜太陽電池、ポリ(3-ヘキシルチオフェン)、フラーレン誘導体、ソーラー水素、電気分解)
話題提供3.ホウ素化合物の機能に着目した太陽電池色素の開発 小野 克彦 准教授
(キーワード:ホウ素化合物、色素増感太陽電池、有機薄膜太陽電池)
話題提供4.リチウムイオン電池のセラミックス材料 中山 将伸 准教授
(キーワード:リチウムイオン電池、セラミックス、動作電圧と容量、正極と電解質)
話題提供5.ナノカーボンを利用した新しい蓄電デバイス 川崎 晋司 教授
(キーワード:カーボンナノチューブ、グラフェン、リチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタ)
平成23年12月14日(火) 学内2号館1階0211教室および校友会館にて第21回技術懇話会を開催しました。参加者は、38名と多くの方にご参加いただき、共同研究に発展しそうな出会いがありました。ご参加いただいた皆様に御礼申し上げます。
話題提供の部での各講師の題目およびキーワードは以下のとおりです。
話題提供1.モビリティとスマートパワーシステム 岩崎 誠 教授
(キーワード:スマートグリッド,デマンドサイドマネジメント,次世代自動車工学教育研究センター)
話題提供2.ソフトコンピューティングによる自動車用鉛バッテリの状態推定 水野 直樹 教授
(キーワード:ニューラルネットワーク,鉛バッテリ,残存容量,内部状態)
話題提供3.省レアアース磁石ハイブリッド界磁モータの可能性 小坂 卓 准教授
(キーワード:省レアアース,ハイブリッド界磁,3次元磁気回路,圧粉磁心(SMCコア))
話題提供4.信号交差点とスマートドライブ 藤田 素弘 教授
(キーワード:交通容量、渋滞対策、事故対策、災害時誘導)
【話題提供の部】 【技術提供の部】
平成23年7月26日(火) 学内校友会館にて第20回技術懇話会「超高齢化社会に向けた安心・快適ライフ」を開催しました。参加者は、34名と多くの方にご参加いただき、懇親会では企業の方からのニーズ等、又コーディネータからは今回の若手研究者への励まし等もあったりで、充実した懇話会となりました。ご参加いただいた会員の皆様へは、改めて御礼申し上げます。
話題提供の部での各講師の題目およびキーワードは以下のとおりです。
話題提供1.超高齢化社会における住環境デザインの可能性
(キーワード:環境デザイン,企業ブランディング,まちづくり)
伊藤 孝紀 准教授
話題提供2.マルチエージェントの自動交渉機構とその応用
(キーワード:マルチエージェントシステム、グリーン・コンピューティング)
伊藤 孝行 准教授
話題提供3.力を計測・操作して細胞機能を評価する?
(キーワード:細胞運動・細胞分裂,マイクロ・ナノテクノロジー,再生医療工学)
長山 和亮 准教授
話題提供4.脳機能解析と安心・安全ライフとの接点
(キーワード:脳科学,脳工学,脳機能解析,脳波,脳波インタフェース (Brain Computer Interface; BCI),認知症)
船瀬 新王 助教
話題提供5.次世代3次元テレビ:自由視点映像
(キーワード:自由視点映像,3次元テレビ,多視点画像処理)
福嶋 慶繁 助教
話題提供の部
公演する伊藤孝紀先生